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中学〈理科〉の「積極的な移行措置」の予想――平成23年度

■ 2011(平成23)年度の具体的な措置

「積極的な移行措置」の基本方針と文部科学省の「中学校学習指導要領」第2章第4節〈理科〉をもとにすると、2011(平成23)年度には次の措置が必要になると予想されます;

中学3年への追加がたいへん多いのに合わせて、授業時間数も週2.3コマから週4コマに(2倍近くに)ふえます。

■ 2011(平成23)年度の教科書の問題点

2011(平成23)年の4月時点では、新指導要領に対応した新しい教科書はまだできていないため、生徒は旧教科書を持っています。
中3への追加事項がたいへん多いこと、いちばん多いのが化学の領域で、次に多いのが物理の領域であることからも想像されるように、第1分野の旧教科書は、この年度の中3用にはまったく不十分で、使い物になりません。
第2分野について、上の(中3への)追加事項の内、旧指導要領にはなかったものが、東京書籍・啓林館・大日本図書の旧教科書に載っているか否かを調べたところ、次のようになっています。
(○‥載っている。△‥わずかしか載っていない。×‥載っていない。)

●第2分野の旧教科書

   東京書籍   啓林館  大日本図書
  遺伝の規則性(分離の法則)と遺伝子  
遺伝子の本体としてのDNA × ×
遺伝子が変化すると形質が変化する × × ×
月の公転と見え方
日 食 ×
月 食 × × ×
太陽系の、惑星以外の天体
銀河系
地球の温暖化 ×
外来種 ×
地球規模でのプレートの動き ○ [註] ○ [註] ○ [註]
[註] 第2分野上巻の旧教科書に掲載。

教科書に載っていない事項やわずかしか載っていない事項については、特別の手当てが必要です(欠落を補う補充資料を生徒全員に配布するなど)。
第1分野については、どの教科書も大量の手当てが必要であり、新しい教科書を丸ごと1冊配布する方が現実的でしょう。
第2分野についても、3種類の教科書のどれも手当てが必要です。


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